第六話 私の世界を変えた本と、勉強する日々の始まり

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ふと本屋で手にした本。

 

そこには、私の知らない世界が描かれていて、

 

このままアルバイトを続けていても、ダメなんだと感じ

楽しいアルバイトに未来が無い気がして、

胸がざわざわしました。

 

と同時に、

自分のペースで働き続けられる、

誰にも左右されない働き方があるんだ。

 

私にも出来るかもしれない・・・

 

そんな希望が湧いてきて、

夢中でページをめくりました。

 

私は経済的に自立したい、と思っていたものの、

アルバイトしかしておらず、

将来についてはっきりした目標がありませんでした。

 

でも、この本を読んで明確な目標を得ました。

 

その目標とは、

自分の会社を持つこと。

 

それが誰かに左右されずに生きる方法で、

私は誰かに支配されない生き方がしたいんだ、

と強く感じました。

 

その本とは、

『金持ち父さん、貧乏父さん』。

 

自営業者や

ビジネスオーナー、

投資家

という生き方があること、

 

それは決して不安定で危険なものではなく、

誰かに支配されたり依存したりしない、

自分の人生を生きられる働き方なんだ。

 

そして、私は、そんな生き方を心から求めている。

 

 

だれかに雇われる働き方しか知らず、

それしか選択肢を持っていなかった私にとって、

このメッセージは強烈でした。

 

 

ガソリンスタンドのアルバイトは確かに楽しかったし、

やりがいも感じました。

 

でも、

暑い日も寒い日も、車の間を駆け回る仕事は、

一生続けられるとは思えませんでした。

 

実際、勤務が続くと体がだるく、ミスが増えました。

 

人手はいつも足りず、

連続、7連続の出勤は当たり前でした。

 

また、

セクハラ上司と出会ったこともありました。

 

嫌な上司に辞めてもらうことは、簡単ではない。

 

若い私にも、それは分かっていました。

 

体がしんどかったり、

嫌な人と一緒に仕事しなければならなかったりしても、

それはしょうがないものなんだ、と

諦めていました。

 

でも、

アルバイトや正社員以外の、

雇われないという生き方があることを知りました。

 

 

私は、

そんな生き方がしたい、

と強く惹かれました。

 

 

アルバイトするだけの生活だったのが、

起業という目標ができて、

世界が変りました。

 

起業して、支配されない生き方をしよう

 

そう決意しました。

 

 

大きな目標を得た私ですが、

まわりで起業している人なんて、誰ひとりいませんでした。

 

起業どころか、正社員もほとんどいない。

 

友だちは建築系や、スーパーや、水商売の、アルバイターばかりでした。

 

なんとなく、

私にもできるかも・・・と感じましたが、

どうしたら起業できるのか、全くわかりません。

 

私は、

起業に一番求められるスキルは営業力だ、

という言葉に深く共感しました。

 

ガソリンスタンドで働いていた時、いちばん誉められるのは、

売上が高いことでした。

 

でも、多くのバイト仲間は、セールスすることを嫌がったり、

お客さんに断られることを怖がったりして、

商品をすすめることすらしませんでした。

 

それを近くで見ていて、

 

ものを売るって、会社にとっては大事なこと。

でも、できない人が多いんだ。

 

そう感じていたからかもしれません。

 

私はすぐに

不動産営業に絞って、営業職の求人を探しました。

 

不動産は人生で一番高い買い物、と言われていますよね。

 

高額な商品であればあるほど、

高い営業スキルを求められるはず。

そう思ったんです。

 

でも、

高校中退で

経験も資格もない、

結婚したばかりの20歳のアホ女子で、

採用してくれる不動産会社は、一社もありませんでした。

 

面接のときに社員の前で歌わされ、

二次面接と言って会社中をそうじさせられ、

結局不採用にされた会社もありました。

 

これはいかん!と思った私の目に飛び込んできたのは、

求人票に書いてあった1行の文章でした。

 

【宅地建物取引主任者 大歓迎!】

 

この資格を持っていれば営業として働ける!

 

目の前に、一本の道が見えた気がしました。

 

時を同じくして、

近所の大手不動産会社での入社面接の際、

営業こと務のアルバイトとしての入社をすすめられました。

 

宅建受験を決めていた私は即答し、

翌日から営業こと務としてアルバイトをはじめました。

 

宅建合格後は、

不動産営業として営業スキルを磨く予定だった私にとって、

不動産会社の実務を予習しながらアルバイトできる会社は、

非常にありがたいものでした。

 

そして、すぐに宅建の問題集を購入し、勉強もはじめました。

 

民法 や 宅建業法  など、

初めて聞く難しい言葉ばかりで、

勉強中に寝落ちしてしまうことが、何度もありました()

 

と同時に、すこしでも採用される可能性を高めるために、

県立の通信高校に入学しました。

 

それは4月の終わりで、

10月下旬に行われる宅建の試験まで約6か月という時期でした。

 

アルバイトしている近所の不動産会社では、

こと務職のほかに、売り出し中物件の留守番業務もありました。

 

土日など、

予約なしでも物件を見てもらえるように開放するのですが、

誰一人として見に来ないときもあります。

 

そんな業務に営業社員を待機させるのは、

労働力のムダですよね。

 

ということで、

お客さんが来るまで物件の番をして、

お客さんが来たら営業を呼ぶ係りです。

 

お客さんが来たらすぐ分かるよう、

屋外に簡易テーブルと折りたたみイスを出して、

10時から17時まで、

一人ぼっちのお留守番です。

 

屋外での留守番なので、

夏は暑く、

冬は寒い、

過酷な仕事です()

 

虫も出るし、トイレがないこともあり、

はっきり言って不人気の仕事でした。

 

でも私はその業務を喜んで引き受けました。

 

留守番の間中、ずっと宅建の過去問題を解けるからです。

 

仕事しながら、7時間も勉強できるなんて♪と

大喜びで留守番業務にいそしみました。

 

いつもと同じように

物件の前の簡易テーブルで過去問を解いていたある暑い日、

営業主任に声をかけられました。

 

『その過去問じゃ合格できないぞ。

資格の学校に友だちがいるから、紹介しようか。

テキスト、くれるかもしれない』

 

予想外の提案に驚きつつも、

ぜひ!と即答して、

紹介された主任のお友だちに会いました。

 

会うとすぐ、主任のお友だちは、私を誉めてくれました

 

誉められすぎて恐縮するほどでした。

 

お友だちが言うには、

主任が私を誉めていたのを、前から聞いていたとのことでした。

 

留守番のたびにずっと勉強をしていたこと。

こと務所では勉強せず、こと務作業を一生懸命やっていたこと。

 

当たり前のようなことだけど、

地道に努力していた姿を見てくれていた人がいるという事実に、

感動しました。

 

そして主任から聞いた話だけで感心したお友だちは、

私のことを何にも知らないのに、

資格学校で使っている最新のテキストを3冊もくれました。

 

入学したら、数十万かかる学校のテキストを。

 

そして、

テキストはころころ変えないこと、

決めたテキストを繰り返しやり続けること、

など、

アドバイスをしてくれました。

 

主任は、

宅建受験予定の営業社員に声をかけてもくれて、

大量の過去問やビデオセミナーを

コピーさせてくれました。

 

もらったテキストや過去問で勉強していると、

どんどん点数が上がりました。

 

何にも返せないまま退職してしまったんですが、

感謝してもしきれません。

 

 

絶対に起業という目標をかなえたい、

という一心で、

無我夢中で勉強しました。

 

毎日2時間は勉強しました。

 

試験の1週間前は、一日で15時間も勉強しました。

 

そんなに勉強したのは、うまれて初めてのことでした。

 

主任の協力と、

地道に続けた勉強のおかげで、

10月の試験では見ことに合格することができました。

 

試験直後の答え合わせで合格判定でしたが、

12月の合格発表まで、

落ち着かない日々を過ごしました。

 

正式な合格発表の結果、無事に合格していることを知り、

体中の力が抜ける気がしました。

 

 

宅建試験は合格率は15~17%とと言われています。

 

アルバイト先の不動産会社でも、

受験した半分以上の人が不合格でした。

 

 

私は、一回で合格できたことで、

 

高校中退の私でも、やればできるんだ!

 

自信が湧いてくるのを感じました。

 

やっと目標が決まったのに、

そのための修行すらできなかった。

 

でも、あきらめず、目的達成のために必要な条件を考えた。

 

そして、その条件を満たすため、必死に努力した。

 

そうしたら、確実に目標に近づくことができた。

 

この経験は、

私から『諦める』という行動を削除してくれました。

 

諦めなければ、必ず前進できる。

そう胸に刻まれました。

 

この事実だけ書くと前途洋々なんですが、

このころから夫婦仲が不穏になってきていました。

 

 

毎日、

将来の起業のために資格の勉強をする私の横で、

彼はテレビゲームをしていました。

 

私は私、彼は彼、

とは、当時は思えませんでした。

 

私が努力してるんだから、

あんたももっと努力しなさいよ!

がんばってよ!

 

そう言う私に、

 

俺はお前みたいにがんばれないよ、

どうせおまえの方が上だよ。

勉強も努力もできなくって悪かったなぁ。

 

返す彼。

 

生まれつきの荒んだ環境は、私に、

努力しないと幸せな生活は得られない、

と刷り込んでいました。

 

恋人時代と打って変わって、

些細なことから、将来設計に至るまで、

意見が合わずケンカになることが増えていました。

 

そんな中、

今度こそ不動産営業でスキルを身につけるぞ!と

意気揚々と転職活動し、

すぐに南浦和の老舗不動産屋で採用が決まりました。

 

第七話に続く

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高校中退アホ女子が起業して年収1000万を得たストーリー

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中村華子プロフィール

キャプチャ

はじめまして、中村華子です。
3人の子どもと暮らすシングルマザーです。

親から虐待されて育ち『支配される恐怖』のなかで子ども時代を過ごしました。

アホ女子高校を中退しフリーターしていましたが、

『一生、誰にも支配されない生き方がしたい』と25歳だった2006年に起業し、1年で年収1,000円になりました。
↓2年続けて、本を二冊、出版しました↓


 
女子でも、

学歴も、才能もセンスも、

コネも人脈も、 経験も特技も、

何にもなくても、

依存せず自立できることを、身をもって体験しました。

 

少し昔の私と同じように『今を変えたい!』と思っていたら、
大丈夫です、ぜったいあなたでもできます!と伝えたい。

そのために、私の経験や知っていることを活かして欲しい。 そう思って、ブログを書いています。


もしすこしでも私のことに興味を持たれたら、ためしに読んでみて下さい!

アホ女子高校を中退したフリーターが、起業して年収 1000 万を得るまでレポート

 

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もし長い文章でも良ければ、こちらも読んでいただけると嬉しいです。
(左の画像をクリックすると、ストーリーが読めます)

恋愛、仕事、起業、二度の結婚と離婚、出産、子育てなどなど、隠すことなくいままでのすべてをさらけ出した、私の生い立ちストーリーです。
寝不足になってしまう、と好評です(笑)。

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